1カ月食費1万円で生活している人がいるって話を聞くけど、実際どうやったら達成できるの?
栄養バランスは崩したくないんだけど…。
実は、この記事を読んでいただくと、「1カ月食費1万円」の具体的なイメージ、ポイントを掴み、実践することができます。
なぜなら、いつも1か月の食費平均1.5万円の私が挑戦し、今回紹介するポイントを掴むことで実際に達成することができたからです。
たった5,000円食費減らすだけでしょ?余裕じゃん。
と思っていた安直な自分を殴りたい…。
この記事では、1か月食費1万円を可能にした5つのポイントを紹介し、実際に私が作った節約メニューのレシピや購入品もご紹介します。
記事を読み終えると、今より食費が節約できるようになること間違いなしです。
目次
1.1か月食費1万円は可能?
そもそも、1か月食費1万円を達成するには、1日の食費をいくらにする必要があるのでしょうか?
計算してみましょう。
10,000 (円) ÷ 30 (日) = 約333円
1日あたりの食費の予算は333円となり、1食111円で過ごさないと達成できないことがわかりました。
カップラーメン1つ大体100円なので、毎日3食カップラーメンを食べたら達成自体は可能ですが…。想像したくないですね。
以上より、1カ月食費1万円で生活するのは大変難易度が高いことがわかります。
そんな中、私は我慢できずにたまにアイスやお菓子などを食べたりしたこともありましたが、何とか1か月食費1万円(米、調味料代を除く)を達成することができました。
2.1か月食費1万円を可能にするための5つのポイント
ここでは、私が1か月食費1万円生活を達成することを可能とした5つのポイントをご紹介します。
これは絶対抑えておいた方がいい…!
2-1 業務スーパーで買い物する
節約したいなら、利用するスーパーは業務スーパー一択です。
なぜなら、圧倒的に安いから。
一度行かれたことがある方はご存知かと思いますが、野菜、お肉、冷凍食材、パン、調味料など、何を買ってもとにかく安いです。
その店舗数は年々増加しており、2021年1月時点で全国900店舗を突破。47都道府県すべてに出店を果たしており、今一番勢いのあるスーパーと言っても過言ではないですね。
実際に業務スーパーで購入した食材の一例は以下の通り。※表示価格は税抜です。
他のスーパーでは考えられないくらい安いですね。
2-2 外食・コンビニは禁止
1カ月食費1万円を達成するために、外食・コンビニは禁止にする方が無難です。
なぜなら、利用すると1食111円以下で済ませることが難しくなるからです。
マクドナルドの「ハンバーガー」であれば購入可能ですが、1個でお腹を満たすことのできる人はそういないはず。はなまるうどんの「かけ小」が100円で食べられた時代が懐かしいですね。無料の天かす、山ほど入れていました。
コンビニでは110円あれば、おにぎりやパンを購入することができます。しかし、ハンバーガーと同じように1個でお腹を満たすことは難しいのも事実。
また、コンビニは、誘惑の宝庫です。一度入ってしまったら、何か買いたくなってしまうのは容易に想像できます。
無駄な出費をしないためにも、コンビニには近づかないようにしましょう。
2-3 お昼ごはんは持参
職場には毎日家からお昼ごはんを持参しましょう。
外食もコンビニも利用しないとなると、必然的に持参する以外選択肢がなくなります。
可能であれば、栄養の偏りを防ぐため、自分でお弁当を詰めて持っていくのが理想です。
朝にお弁当を詰める時間がないという方は、夜のうちに詰めてしまうのがおすすめ。習慣化してしまえば苦になりません。お弁当を詰めるのは難易度が高い…。という方は、おにぎりを握ったり、スーパーでまとめ買いしたパンを持参するなど、自分に適した方法を探してみましょう。
2-4 食材は週末にまとめ買いする
食材はまとめ買いしましょう。
週1で買い物に行き、1週間の食材をまとめ買いするとします。ひと月4週なので、全部で4回買い出しに行く計算になります。
10,000 (円) ÷ 4 (回) = 2,500 (円)
一度の買い物の予算は2,500円です。
買い出しの回数を少なくすることで、管理がしやすくなります。さらに、一度の買い物の予算が多いので大容量のものを買うことができるようになります。大容量のものは、小分けのものより、割安に手に入れることができる場合が多いです。
業務スーパーでも、大容量のものの扱いが多いです。一人暮らしだと、慣れないうちは、うまく使いきるのが大変です。冷凍庫を駆使して賢く食材を使い切りましょう。
2-5 自炊の逃げ道を作っておく
仕事で疲れて帰ってきたときや、料理をする気力がない時にご飯を作るのは大変です。
そのような時に困らないために、簡単な調理ですぐに食べられるものを常備しておきましょう。
具体的にはカップラーメンを想像される方が多いかと思います。
しかし、同じインスタントラーメンでもカップラーメンより袋ラーメンのほうが圧倒的に安いです。
また、1種類しか用意がないと飽きてしまいます。何種類か用意しバリエーションを増やしましょう。
3.「1人暮らしの1か月食費1万円」チャレンジの結果報告
今回のチャレンジは以下のルールの元行っています。
厳正なチャレンジとは言いにくいかもしれませんが、ご了承いただければと思います。
3-1 購入品一覧
1か月(30日間)で購入した食品は下記の通りです。
1日目と24日目は業務スーパーで買い物をしています。
元々冷蔵庫・冷凍庫などにあった食材は値段を概算(計2,504円分)しました。
今回のチャレンジで使用した金額は、
2,397 + 1,011 + 1,558 + 1,619 + 2,504 + 750 + 158 = 9,997 (円) でした!
残り3円...! ほぼぴったり使い切りました。
3-2 節約メニューを紹介
私が今回作った節約メニューを紹介します。
3-2-1 麻婆豆腐
麻婆豆腐はお手頃な豆腐を主役にできるのに加え、ガッツリ主役のおかずになる素晴らしいメニューです。
ごはんにのせて麻婆丼はもちろん、焼きそば麺やラーメンにかけることで、麻婆麺としても楽しめます。
作り方
- フライパンに油をひき、玉ねぎ、ニンニク、ショウガを炒める。
- ひき肉を入れ、火が通ったら豆板醤も加える。
- 鶏がらスープの素 、 紹興酒、甜麺醤、醤油、砂糖、水を加える。
- 豆腐を加え、ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉を加え、火が通ったら完成。
材料(4人前)
玉ねぎ(ネギの代わりに使用):半分(約30円)
ひき肉:200g(150円)
豆板醤、鶏がらスープの素:大さじ1
紹興酒(酒でも可)、甜麺醤、醤油、砂糖:大さじ2
ニンニク、ショウガ:適量
豆腐:大2丁(39円 × 2)
水:350mL
3-2-2 かぼちゃニョッキ
主菜としていただくには甘くて、ご飯とは合わないイメージのかぼちゃ。
それなら、主食にしてしまおう!ということで作ったメニューです。
作る過程も楽しいし、かぼちゃは可食部が多いので量もたくさんできます。冷凍保存も可能です。
出来上がったニョッキは茹でて、バター、塩で味付け。仕上げに黒コショウ、粉チーズをふりかけて完成です。
かぼちゃの本来の甘さの際立った自然な味です。
作り方
- かぼちゃを柔らかくするために、ラップで包みレンジで加熱する。(100g/500wで5分程)
- 加熱し柔らかくなったかぼちゃを袋に入れ、細かくつぶす。
- 形がなくなるくらいつぶれたら、薄力粉を加え、こねて一口サイズに成型する。
- 火の通りをよくするため、フォークなどで押し、型をつける。
材料(1人前)
かぼちゃ:100g(約20円)
薄力粉:30g(約10円)
※薄力粉の量はあくまでも目安なのでかぼちゃの水分によって調節してください。生地がべたつかず、まとまるくらいがベスト。
3-2-3 サーモン丼
節約と言っても、たまには海鮮も食べたい!
お刺身が食べられたら、最高だなあ...。ということで、業務スーパーで発見したのがこちらの商品です。
正直、少し独特の臭みがありますが、値段を考えたら、お得です。
ご飯をよそって、上に解凍したサーモンを乗せ醤油をかければ食べられます。
ご飯を酢飯に変えたり、オニオンスライスやマヨネーズをトッピングしていただくのもおすすめ。
まとめ
ひとり暮らしで、「1か月食費1万円」で過ごすポイント、実際のレシピを紹介しました。
5つのポイントをもう一度振り返りましょう。
- 業務スーパーで買い物する :圧倒的に安い
- 外食・コンビニは禁止 :スーパーより割高
- お昼ごはんは持参 :夜のうちに準備
- 食材は週末にまとめ買いする :予算がわかりやすくなり、無駄使いを防ぐ
- 自炊の逃げ道を作っておく :毎日料理はつらい
いつも毎月食費1.5万円程で済んでいる私ですが、それでも1万円に済ませるのはかなり大変でした。
5,000円のためにこんなにストレスなら、削らなくてもいいかな。と思うほど。(笑)
お菓子やお惣菜を自分の好きなタイミングで買うことができなかったからだと考えています。
何事もやりすぎは良くないですね。